英語が得意なわけでもなく、海外旅行に慣れているわけでもない。しかも子連れとなると不安も大きい。
それでも「行きたい!」という気持ちを抑えきれず、4歳の息子を連れて(しかも第2子妊娠中)、3泊4日の台湾旅行に行ってきました!!
海外旅行初心者の方でも「行けるかも!」と思ってもらえたらうれしいです。
子連れで台湾旅行ってどうなの?
子連れとなると不安も大きいし、ハードルが一気に高くなる海外旅行。我が家の子連れ海外旅行はグアムに続いて2カ国目。パパ、息子(4歳)、おじいちゃん、おばあちゃん、私(妊娠中)の5人での旅行です。
台湾を選んだ理由は、もちろん「行きたかったから!」というものが一番なのですが、子連れならではの理由もあります。子連れ海外旅行初心者に台湾がおススメな理由をご紹介します。
おすすめポイント①「移動時間が短い」
子連れで海外旅行をするにあたり、まず気になるのは移動時間を子どもが耐えられるか、ということ。「飛行機で騒がれたらどうしよう」という不安が襲いかかります。
台湾までのフライト時間は約3時間。子連れ海外初心者としては、「なんとかなるかな」と思える距離感です。実際には、移動中の対策を考えていく必要はありますが、3時間なら頑張れそうと思えるのは私だけでしょうか?
今回の飛行機はチャイナエアラインで、座席にTV画面がついていたので、息子は映画を見て過ごしていました。TV画面の有無は結構大きなポイントかもしれません。ないようであれば、DVDプレーヤーの持ち込みも検討していました。その他、念のため絵本を2〜3冊、折紙、落書き帳といった遊びグッズを持ち込んでいました。チャイナエアラインでは、子どもにはおもちゃ(今回は台紙にシールを貼って遊ぶもの)を配ってくれたので、そちらも活用しながら過ごすことができましたよ!
おススメポイント②「子どもでも食べられるものが多い」
旅行の大きな楽しみのひとつに「おいしいものを食べたい!」というものがあると思います。そして、子どもも一緒に食べられるものであることは重要なポイントではないでしょうか。
衛生状態に対する安心感がある程度あって、子どもと一緒に食べられるものが多い台湾は、子連れでも行きやすい国だと思います。
ただし、夜市での食べ物選びには注意が必要かもしれません。しっかり火が通ったものを選ぶようにしたほうがよさそうです。
おススメポイント③「公園が多い」
子どもにとって、観光や買い物はそれほど魅力的ではありませんよね。それでも大人は見たいし、食べたいし、買いたい!
台北の街を歩いていると、公園がところどころあることに気付きました。今回の旅行では大人が4人いたので、女性陣(祖母、私)が買い物をしている間に男性陣(祖父、パパ)が子どもと公園で遊んで待っている、ということができました。
合間に公園で遊ぶ時間があることで、子どもの欲求を満たしてあげることができたので、とても助かりました。
初めての台湾はツアーがおすすめ!
英語も話せないし、妊婦だし、子どもいるし。
ということで、今回の旅行は、現地ツアーをフル活用しました。
ツアーのよいところは、日本語が通じる安心感。免税店に寄るのがお決まりコースだったり、食事付きだと出てきたものを食べるしかないなど、不要なプランが付いてくるのは難点ですが、海外初心者にとって不安感なく旅行に行けることは本当にありがたいです。
3泊4日のスケジュール
今回の旅のスケジュールをご紹介します。
旅行日程は、2019年9月後半(木曜出発〜日曜)です。
1日目
15:00 ホテル到着(送迎あり)
16:00 鼎泰豐(ティンタイホン)で早めの夕食
17:00 永康街で食べ歩き
19:00 ホテル
2日目
8:00 台北観光 *現地ツアー利用
国立故宮博物院・忠烈祠・行天宮・国立中正紀念堂
16:30 「十份」 *現地ツアー利用
20:30 「寧夏路夜市(ねいかろよいち)」散策
21:00 ホテル
3日目
9:00 自由行動
台北市内散策(龍山寺・現地スーパー・阿宗麺線)
14:00 ホテルにて休憩
16:30 「九份」 *現地ツアー利用
20:30 饒河街観光夜市(じょうががいかんこうよいち)散策
21:00 美顔エステ(女性陣のみ) *ツアーデスク利用
4日目
8:30 「雙連朝市」散策
10:00 空港へ(送迎あり)
19:30 成田空港
子どものワクワクポイントを作ってあげよう!
観光がメインとなる台湾。ただ見ているだけでは、子どもはすぐに飽きてしまいます。子どもがワクワクするような声かけをすることで、観光でも一緒に楽しめるポイントがたくさんあります!
例えば、
- 国立故宮博物院では、有名な白菜の翡翠に乗っている虫(イナゴとキリギリス)を見つける競争!
- お寺での参拝は独特なやり方があるので一緒にマネっこ!
- 九份観光のために「千と千尋の神隠し」を予習!
- 十份でのランタン上げでは「でーっかい風船に自分で字を書いてお空に飛ばすんだよ〜!」と期待を膨らませる!
子どものキラキラした目を見るのは親としてはやっぱりうれしいものです。子どもに出すクイズを作るためにガイドさんの話をしっかり聞くので、自分も知識が深まって一石二鳥!台湾の歴史を知ると観光にグッと深みが増すのでとても面白いですよ!
行ってよかった!台湾観光スポット
九份
台湾に行ったら、やっぱり行っておきたいのが九份。千と千尋の神隠しのモデルとなったとも言われている景色はぜひとも見てみたいですよね!4歳の息子と旅行前に映画を観て予習。とっても楽しみにしていました。
ただし、人気スポットだけあって混雑は必至。激混みの九份は、行ったことを後悔する声も多数あるので、日程の組み方は慎重にした方がよさそうです。私たちは9月後半という日程も手伝ってか、土曜日の観光だったにも関わらず、比較的空いていました。
宮崎駿監督がアイデアを思いついたというお茶屋さん「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」には、映画のキャラクターのモデルとなったと言われるものがちらほら。息子と店内を探しながら、見つけたときには私もテンションが上がってしまいました!
もちろんこちらも現地ツアーを活用。観光時間は1時間半ほどでしたが、ナイトツアーではお土産屋さんも閉店しているところが多く、お茶をして景色を楽しむくらいにはちょうど良い時間でした。
九份は台北からは距離があるので、行き帰りを心配しなくていいツアーはとてもありがたかったです。
十份
台湾と言えば、十份でのランタン上げも人気ですよね!こちらも現地ツアーを活用して行ってきました。
「行って、ランタンを上げて、帰ってくる。」という本当にシンプルなツアーですが、4歳児も、自分で願い事を書いたランタンを上げる体験は、とても楽しめた模様。大人も子どもも楽しめたので、大満足でした!
龍山寺
台湾最古のお寺という龍山寺。ガイドブックに載っている観光スポットということもあって、行ってみることに。失礼ながらそれほど期待していた訳ではなかったのですが、日本とは違う参拝方法だったり、願い事をする作法が占いみたいだったりして、これがけっこう楽しい!
龍山寺を朝から参拝して、そのまま歩いて地元のスーパー散策。食材探しも楽しいし、衛生面での安心感もあって、フルーツやお惣菜を買ってホテルでのおやつを調達しました。
その足で西門駅まで歩いて自由散策。ツアーばかりで、のんびりと街を散策したかった私にとっては非常に楽しい時間でした。
永康街
小籠包の名店「鼎泰豐(ティンタイフォン)」からほど近い永康街。食事後にプラプラするのが楽しいところです。
鼎泰豐で満腹となったお腹を少し休めつつ、子どもが走り回れる公園を発見!息子はなんだかんだ公園で遊べることに一番楽しいようで、遊具は少ないものの走り回って大はしゃぎ!大人に付き合ってばかりでは子どももイヤになってしまいますよね。少しの時間でも、子どもがはしゃげる時間を作ってあげられるのは、とてもいいなと感じました。
永康街では、食べ歩きも魅力的!食べ歩きもしっかり楽しみたいなら、鼎泰豐でも食事は腹八分目にしておきましょう。
私は、鼎泰豐でお腹いっぱい食べてしまったのでちょっと後悔…。それでも食い気には勝てず、マンゴーかき氷、葱餅、牛肉ラーメンを無理矢理食べましたが…。食べたいものがたくさんある台湾では、お腹とよく相談して行動することが大切なようです。
台湾で食べておいしかったもの5選
今回の台湾旅行で食べたものの中で、ぜひ食べてもらいたいものを5つご紹介します!
1.フレッシュマンゴー
台湾に行ったら絶対食べたいのが、フレッシュマンゴー。10年以上前、初めて台湾に来たときにそのおいしさに感動して以来、次に台湾に行くときも絶対食べたいと思っていた食べ物候補NO.1です!
日本でフレッシュマンゴーを食べようとすると、まず価格が高いのでなかなか手が出ません。それに比べ、台湾では安い!
子どもも食べるとなると、フレッシュフルーツは衛生面で少し心配です。夜市ではやはり買うのをためらいました。私が今回購入したのは、スーパーと朝市。朝市も少し心配だったので、できるだけ清潔そうで、その場でカットしてくれるお店で購入しました。
やはり、感動もののおいしさです!
かき氷屋さんなどでは、時期によっては冷凍マンゴーを使う店舗もあるようなので、チェックが必要です。永康街で食べたマンゴーかき氷はちょうど冷凍マンゴーに切り替わった時期だったようで、やっぱり味が全然ちがいました。使っているマンゴーの確認はお忘れなく!
2.「鼎泰豐(ティンタイフォン)」の小籠包
台湾で一番有名な鼎泰豐(ティンタイフォン)の小籠包はやっぱり食べておくべき!ツアーに付いてくる食事でも小籠包は出てきましたが、比較するとやはり鼎泰豐の方がおいしいと実感しました。
人気店なので、いつ行っても混んでいます。平日16時頃までは比較的すぐに入店できるという噂を聞いていたので、到着初日、ホテルチェックイン後すぐに鼎泰豐に向かいました。案の定、待ち時間は10分くらいで入ることができました!
鼎泰豐は入店前にメニューをある程度決めて待っているスタイルのため、10分の待ち時間なんてあってないようなもの。とにかく子どもは待てないので、混雑回避は子連れ旅行では大切な要素です。
実は、現地ツアーには鼎泰豐に行くためのプランがあったり、お得なコースメニューを頼むと待ち時間が短くなるといったプランがありました。待ち時間を考えるとそれらを活用するのもいいかなと思いますが、「食べたいものを食べたい!」「その後の食べ歩きを楽しみたい!」という方には不向きかもしれません。
3.「迷客夏(ミルクシャ)」のタロイモミルク
台湾に行ったら飲んだ方がいいよとおススメされたのが、「迷客夏」のタロイモミルク。流行りのタピオカミルクティーのお店でもあります。(*現在は日本にも出店)
牛乳とスイートポテトを混ぜたような甘いドリンクですが、これ、ほんとおいしい!個人的には、タピオカミルクティより好きかもしれません。
4.阿宗麺線
ガイドブックにも必ず載っている人気店。大行列ですが、どんどん進むので待ち時間は10分程度。
見た目は伸びたラーメンなのですが…。これがおいしい!海外へ行って2,3日すると日本食を食べたくなりますよね。こちらのお店に行ったのは旅行3日目。そろそろ日本食も…なんて思っていた頃に、まさかのかつお出汁のスープ!!なんだかほっとする味で、余計においしく感じたのかもしれません。
お店の前で立ち食いするスタイルのようで、ちょっとした小腹満たしにはちょうどよい!4歳の息子もモリモリ食べていましたよ。
5.空芯菜の炒め物
日本のスーパーでも頻繁に見かけるようになってきた空芯菜。台湾ではメジャーな野菜のようです。名前のとおり、真ん中が空洞になっている野菜で、シンプルに炒めただけのお料理なのですが、シャキシャキの食感でおいしいんです!10年以上前に始めてきたときに空芯菜に出会ったときはもちろん、2度目の台湾でも感動もののおいしさでした!
今回は、鼎泰豐(ティンタイフォン)での副菜としてオーダー。この日はさつまいもの葉っぱの炒め物を一緒に頼んだのですが、食感のよさで、やはり空芯菜に一票!空芯菜を食べたことがない、どのように料理したらいいのか分からないという方は、ぜひ台湾で本場の味を食べてみてくださいね!
子連れ台湾の注意点
今回子連れで台湾を旅行してみて、気付いたことがあったのでシェアしておきたいと思います。
タクシー移動がマスト!
台北市内の観光は地下鉄(MRT)が便利そうなのですが、子どもがいるとやっぱりちょっと面倒くさい。台湾のタクシーは日本と比べてかなりお安いので、今回の旅行での移動はタクシーを利用していました。町中をたくさんのタクシーが走っているので、すぐに捕まるから便利!目的地の目の前まで連れて行ってもらえるのは本当にありがたいんです!
日本語はなかなか通じないようですが、目的地の住所を見せれば大丈夫。ホテルには名刺がおいてあるので、到着したら最初にもらっておきましょう。名刺を見せるだけでいいので安心ですよ!
突然のトイレ対策におむつが◎
子どもの突然のトイレには困りもの。4歳ともなると、おむつがはずれる年齢ですが、おむつは持参してよかったです。特に九份や十份ではバスでの移動時間が長いので、最初からおむつをはいて乗ってもらいました。
脱ぎ着しやすい上着。突然の雨にはカッパ。昼寝対策の抱っこ紐。
暑くて南国のイメージもある台湾。屋内は冷房がしっかり効いています。脱ぎ着しやすい上着は持参しておくと便利です。
そして実は、台湾は年間を通して雨が多い国。今回の3泊4日の日程も基本的には雨でした。子どもにはカッパを着せてしまう方が楽チンです。
さらに、子どもがぐずったり寝てしまったりしたらもう大変!4歳児を抱っこで歩き回るのは正直つらい。ベビーカーを持って行くのは現実的ではないので、抱っこ紐を持参しました。エルゴに4歳児。多少無理はありますが、抱っこをするよりは断然ラクですよ!
旅行中はたくさんの予定を積み込みがちですが、同時に疲れやすいのものも事実。子どものお昼寝時間を考慮することも大切です。状況に応じて臨機応変に対応できるように準備しておきたいですね。
子連れ海外旅行は行く価値あり!
3泊4日の台湾旅行。事前の準備や不安は大きかったですが、「楽しかった!」「行ってよかった!」というのが心からの実感です!多少のトラブルさえも思い出のひとつとなっています。
「行きたいけど、子どもがもう少し大きくなってから…」という気持ちは十分すぎるほど理解できますが、行きたい気持ちを我慢してモヤモヤしているなら、挑戦してみる価値は大いにあると思います!
いろんな国の文化や、日本とのちがいを肌で実感できることは、自分にとっても子どもにとっても大きな経験・財産となります。
「できないと諦めるのではなく、できる方法を見つけること。」が私のモットー。まだまだ海外旅行初心者の我が家も、できる範囲内で挑戦を繰り返し、もっと自由度の高い旅ができることを目標にしています。
初めての台湾旅行を、より素晴らしいものにするために、この記事がお役に立てれば幸いです!!
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